インターネットが広まり始めた頃のこと、
覚えていますか?っていうか、知っていますか?

1990年代後半です。
パソコンの前に座って、
「ピーガガガ…」
って音を聞きながら
ネットにつながるのを待ってた、あの時代。

あの頃って、ネットにつながるだけで
「すごいね」って言われたんですよね。

メールが送れる。
ホームページが見られる。
海外のサイトにアクセスできる。
僕はAOLってサイトを使っていました。

今でいうマッチングアプリの走り。
実は、そこで今の妻と出会ってます(笑)

とにかく、あの時代、たったそれだけのことで、
「あの人はパソコンに強い」
と一目置かれた。

会社でもそうでした。
「ネットで調べ物ができる人」は、
それだけで重宝された。

今考えると信じられないけど、
本当にそういう時代があったんです。

で、この
「つながるだけで価値がある」
時期がどれくらい続いたかというと、
正直、あっという間でした。

2000年代に入って、ADSLや光回線が出てきた。
気づいたら一家に一台ネット回線がある状態になって、
「ネットが使える」は特技でも何でもなくなりました。
みんな使えるんだから、当たり前です。

問題はここからです。
ネットが当たり前になった後、
実際にお金を稼いだのは誰だったか。

「ネットに詳しい人」
ではありません。

ネットを使って、何かを売った人です。

楽天やYahooショッピングに出店して、
ネットで物を売り始めた人。
ブログにアフィリエイトリンクを貼って、
商品を紹介して収益を上げた人。
自分のノウハウをPDFにまとめて、
コンテンツとして売った人。

この人たちって、
別にネットの技術に詳しかったわけじゃないんです。

HTMLがバリバリ書けたとか、
サーバーの仕組みを完璧に理解していたとか、
そういうことではなくて。
「これを使って何を売ろうか」
と考えて、実際に売る側に回った。

たった、それだけです。それだけなんですけど、
この差がものすごく大きかった。

じゃあ逆に、ネットに詳しかったけど
使う側にとどまった人はどうなったか。

便利にはなりました。
買い物がラクになった。
調べ物が速くなった。

でも、それだけです。
毎月プロバイダに料金を払って、
新しいサービスが出れば課金して、
ネットの進化を横から眺めている。
お金は常に自分の財布から出ていく方向。

使う側っていうのは、
つまりそういうことなんです。

どれだけ賢く使っても、
消費者である限り、
お金が出ていく方向は変わらない。

売る側は逆です。
自分の商品を出すたびに、
お金が入ってくる方向になる。

同じインターネットを触っているのに、
立っている場所がまるで違う。
この分岐に早く気づいて、売る側に回った人と、
気づかなかった人、
あるいは気づいたけど動かなかった人。

数年後、
もう取り返しがつかないくらいの差になっていました。

これが、インターネットの
最初の20年くらいで実際に起きたことです。

で、ここからが大事なんですが、
この構造って、一回きりのものじゃなかったんです。

その後も、新しいものが出てくるたびに、
まったく同じことが繰り返されています。

ブログ、SNS、YouTube—
舞台が変わっても、起きていることは毎回同じ。

まずブログ。2000年代半ば、
ブログが一気に広まりました。

最初は「ブログを書いている」だけで
ちょっと注目された時期があったんです。
日記みたいなものを公開するだけで読者がついた。

でも、そんな時期はすぐ終わりました。
誰でもブログを作れるようになって、
書いている人は山ほどいるのに、
ほとんどの人はただ書いているだけ。

その中で収益を上げたのは誰だったかというと、
ブログを「集客の入口」として使った人です。
僕もその一人でした。

アフィリエイトで商品を紹介したり、
自分のサービスへの導線にしたり。
つまり、ブログを使って何かを売る仕組みを作った人。

文章がうまいかどうか、
当時は正直あんまり関係なかった。

「この場所を使って何を売るか」
を考えたかどうか。それだけです。

次にSNS。
Twitter、Instagram、Facebookが広まったとき、
フォロワーを増やすことに
夢中になった人はたくさんいました。
何千人、何万人とフォロワーがいる人もザラにいた。

でも、フォロワーが多いだけで
終わった人も大量にいます。
「いいね」はつく。
リツイートもされる。
でもお金にはならない。

収益につなげた人は何が違ったかというと、
SNSを集客の入口にして、
その先に自分の商品やサービスを置いていた人です。

SNS自体で稼ごうとしたんじゃなくて、
SNSを「売る仕組みの一部」として使った。
ここでも同じです。使う側か、売る側か。

YouTubeもそう。
再生数を追いかけて、
バズる動画を作って、
でも広告収入だけに頼っていた人と、
動画をきっかけに
自分のコンテンツやサービスを売る仕組みを作った人。

3年後、5年後に
手元に何が残っているかは、まるで違います。

再生数に頼った人は、
アルゴリズムが変わったら終わり。

でも自分の商品を持っている人は、
YouTubeがどう変わっても
売り先を変えればいいだけ。

こうやって並べてみると、
パターンが見えてきませんか?

新しい技術やプラットフォームが出てくる。
最初は「使える人」が注目される。
でもすぐにみんな使えるようになって、
その差はなくなる。

そこから先は、
「それを使って何を売るか」
を考えた人だけが残る。
毎回これです。例外なく。

で、いま。。
AIでまったく同じことが起きています。

ChatGPTを使える。
Claudeも触れる。
プロンプトも書ける。
Geminiで画像や動画も作れる。
それ自体はいいことです。

でも、正直に言うと、
それだけでは来年にはもう差がつきません。

だって、AI使える人って、
ものすごいスピードで増えてるんです。

今この瞬間も増えている。
半年後には「ChatGPT使えます」なんて、
「検索使えます」と同じくらいの意味しかなくなる。

じゃあどこで差がつくのか。
ここまで読んでいただいた方なら、
もう分かると思います。

AIを使って、
自分の商品を作れるかどうか。
作ったものを、自分で売れるかどうか。
ここです。ここだけです。

だいじなことなのでもう一度言います。
AIを使って、
自分の商品を作れるかどうか。
作ったものを、自分で売れるかどうか。

ブログのときも、
SNSのときも、
YouTubeのときも、
この分岐に早く気づいて
売る側に回った人が圧倒的に強かった。

遅れた人は、気づいたときには、
もうポジションが埋まっていた。

AIでも同じことがこれから起きます。
というか、もう起き始めています。

じゃあ具体的に
どうすれば売る側に回れるのか。
AIを使って商品を作るって、実際に何をすればいいのか。

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編集後記
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今日の「使う側と売る側」という話。
本当に残酷です。

本文には、あえて書かなかった
残酷な現実がまだある。

例えば、いまnoteを書いている人がいます。
動機は様々ですが、
最終的にはみんな、収益化が目的です。

でも皮肉にも、、
皆さんがnoteを書けば書くほど、
いちばんおいしい思いをするのは、
noteを運営する「note株式会社」なんです。

有料記事が売れるたびに手数料が入り、
ユーザーが増えるたびに
プラットフォームの価値が上がる。

書いている側は
「売る側に回った」つもりでも、
プラットフォームから見れば
「使ってくれている人」でしかない。

これが、本当の意味での
「使う側と売る側」です。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!